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*まめ太のワキガ手術体験レポート*

2008年7月、急に決意し、長年の悩みであったワキガ手術をしました。
珍しい経験だし、人生が大きく変わる体験な気がしたので記録することに。
“再発しないこと”“傷痕がきれいになること”を願って、これからの経過を書き綴っていく予定です。

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2024/11/25(Mon)13:44

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3.ついに手術日!

2008/08/05(Tue)23:43

手術当日、一度決めてしまうとその後は普段と同じ気持ち。
自分のことなのに人ごとのようである。

普段は自転車で行ける距離だけど、この日はダンナに送迎してもらう。
病院があるはずの通りで降ろしてもらうも、すぐには見つけられなかった。
確かにこの辺のはず。。。としばしウロウロ、発見。

建物に看板もないし、入口のプレートに名前があるだけ。
やはりこういう手術を主にするところって、患者もなるべく人に見られたくないだろうから
わざとあまり目立たないようにしてるんかなあ。
でも普通の会社も入ってて、入るのには全く抵抗がなかった。

 


エレベーターのドアが開くとすぐに病院の入口、入るとこぎれいでこざっぱりとした印象。
受付をすませてしばし奥のソファーで待つ。
他の患者さんとは会わないようになってるようで、一応4~5人は座れそうな待合室だけど
他に誰もいなかった。


そして名前を呼ばれて先生の元へ。
カウンセリングをした後じっくり考え、後日手術、という流れに病院のHP上ではなってたけど
私はほんとに思い立ってすぐにして欲しいと思ったので、同じ日に一緒にしてもらった。
予約の電話の時もいくつか質問されたけど、同じような質問を先生からもされる。


“家族や親類にワキガの人はいるか?”
“耳垢はしめっているか?”
“白いシャツの脇の部分が黄色くなるか?”
“他のワキガの人の臭いがわかるか?また同じような臭いが自分にもするか?”


答えはすべてイエス!
このくらい答えると間違いないと断言され、特に実際臭いを確認されることはなかった。
あと、ワキガとはどうやっておこるのかという説明と、手術の説明をしてもらう。
手術を受けるわりにあまり詳しく調べてなかったのでなるほど納得。
その後、手術への同意書にサインし、支払いをすませる。
 

別室で手術着に着替えて麻酔のテスト注射をする。
上半身は全部脱ぐが下はそのまんま。
頭に不織布のシャワーキャップのようなものもかぶり、いざ手術台へ。


女性の看護師さんが両脇をぐるぐる消毒。これがかなりこそばゆい。
先生登場、斜め上に万歳の形で手術に突入。
局部麻酔(思ったより痛くなかった)をして数分経つと
歯医者で麻酔して治療してるみたいな、痛みはないけど感覚はあるという状態。
かなりゴリゴリッとした押されるような感触を受ける。
ちょきちょきと、臭いの元のアポクリン腺を切る音も聞こえてなんとも言えない気持ち。


途中、先生が 「アポクリン腺、見ますか?」 と言う。
えぇグロすぎたらちょっと嫌かも。。。と思いつつ
二度と見る機会もないと思って見てみた。
切開したところを直接見たらちょっと「うっ」となってたかもだけど、
幸い先生が引っ張ってその部分だけを見せてくれたので、自分の体の一部という感じはしなかった。
プルプルした丸いオレンジっぽい色の粒が連なっていて筋子のよう。
海の生物?みたいな風でもあった。


「お前が長年私を苦しめていたのか~」と、その正体を見届けて、
あとは目を閉じて何かを考えてたはずなんだけど、途中半分寝てしまいそうになったりして
2時間以上あった手術の時間の感覚はよくわからない。
長いような短いような。。。
HPには “手術は1.5~2時間” と書いていたので、私はやや重度のワキガだったかもしれない。。。
トホホ。でもいい、もう終わったんじゃ~。


その後、噂のテーピング。
ワキガ手術では、傷痕の大きさの次ぐらいに皆が注目してるところではなかろうか。
3人がかりで ぎゅうぎゅぎゅう~~~~っ と巻かれ、かなり強く固定される。
説明を聞いてはいたけれど、実際そうなってみるとこの角度は思ったよりもすごい。


着替えた部屋に戻り、看護師さんに服を着せてもらう。どうも~という気持ち
ジャージのパーカーはいつもよりワンサイズ上を買ったけど、思ったよりも余裕で着れた。
またカウンセリングを受けた部屋に戻り、先生から術後についての説明を受ける。
次の患者さんが来ているらしく、待合室から子供の声がする。私のせいで時間ちょっとおしちゃった?
帰りは来た方向とは逆の通り道を案内されつつ、
「今待ってた患者さんは、もう先生の部屋に入ってるんだろうな~」と思いながら待合室に出ると
やはりもういなかった。 

“ 患者同士が会わないように、秒単位で誘導しているのを上から見た図 ” (ややこし!)

を想像したらおかしかった。


行きは自分で下駄箱に入れた靴も出してもらい(履きやすいミュール)、
病院を出てすぐ、エレベーターの中でダンナに迎え頼むの電話。
何時に終わるかはっきりわからなかったので終わったら電話することにしてたけど、
来る時より混んでたらしく到着したのは30分後くらい。
この30分が結構辛かった!


ダンナが私を降ろして帰った後に私は病院を見つけたので
ビルの入口に隠れていては、場所をはっきりわかってないダンナに見つけてもらえない。
その為に、チラッチラッとちょくちょく通りを覗かないといけない。
後々写真もupの予定だけど、二の腕は肩から直角に真横の状態。
どう~見ても不自然である。

頭の上で手を組んで 「フゥ~」 っとしてる風にしてみてもそんなのずっとはありえないし、
耳の上の髪をくるくるいじってみても、髪型が気になって仕方ない10代の娘さんのような仕草は30半ばの私には全くそぐわない。。。

手持ち無沙汰で、のどが渇いてたわけじゃないけど入口にある自販機で缶コーヒーを買う。
左手で持った財布から、右手でお金を出すのがいきなり大変。
手が短い(特に肘より下)ことがこんな時にたたるなんて(T T)

コーヒー飲んでも、そんなの数分もかからない。
時間を見ようと携帯を出した時、男の人がエレベーターを降りてきたので一瞬焦り、
つい携帯を落としてしまった。
咄嗟に拾おうとしたけど、「この腕の角度のまま拾うと激しく変なポーズになってしまう」という思いが脳裏をよぎり、そのまま固まってしまった。一瞬落ちた携帯を見つめて佇むふたり。。。(- -;)
そしてお兄さんが拾ってくれました。ありがとうございます。

この時とても複雑な気持ち。
手術したてのホヤホヤなのに、堂々と「だからしょうがないんです」という感じにはふるまえない。
見た目も“大変そう”というよりは“変”。
三角巾でもあれば気がラクなのにな~と思ったりしたけど両手じゃそれもおかしいか。
でも後々考えてみると、そのお兄さんも同じビルで働いている人だろうから
私みたいな人をしょっちゅう見てて、もうわかってたかもしれないな。

そんなこんなでダンナ到着。シートベルトもひと苦労。
家に戻り、涙の術後生活に突入

 







 

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